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『神田昌典の英語の近道』 社会人のための語学本 [バイ]

神田昌典の英語の近道





白地のにピンク色の帯の本は、ある営業マンが書いた本という程度の認識なら間違っている。

見た目はもしかしたら下品かもしれないし、更に本文の語り口は軽妙だ。語学に見識とか教養の言葉が付随してしまう思考だと拒否反応が起きるかもしれない。その見識なり教養がどういったものを想定しているのかはわからないが。

構成としては、自分が関わる商品に誘導するような部分が一つあり、もう一つは彼の家族の物語でもある。上手く詰め込めなかった感がある。更に、英語学習に関して、本質的な部分のための長い説明とビジネスの観点からの学習テクニックが後半に用意されている。


こう書いてきて、おすすめでない様に聞こえるかもしれないが、実は買いである。





捨てることのすすめを説いている本である。


日常会話、これは実は難しいのだ。大統領の通訳をやった元外務省の役人である著者も床屋でのヘアカットの英語は難しい。これを捨てる。

著者は大量のリング式単語カードで単語を増強した。これも捨てる。

文法的に正しく話すことは、実は他人を観察していればわかるが、母国語である日本語でも間違う。これも捨てる。

ペラペラしゃべること。これも捨てる。

トラウマになったであろう著者の中学での音読時のきれいな英語の発音。これも捨てる。

では、何をすべきか?




英語は日本では学校で基本的なことは教育されてきたので細かいことはやらない。学校を出て社会人になれば何かしら業務経験を積むことになる。これプラス英語を考える。


78ページに答えはある。お金と時間が必要だとは千野栄一の師の言葉であるが、社会人は78ページにあるものを得るためには多少のお金が必要かもしれない。


これは社会人のための英語習得法だ。

『神田昌典の英語の近道』

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